pimapy’s diary

2020年生まれ、CHARGE症候群のぴまちゃんと過ごす日常。重度難聴のため補聴器の練習中。

NICUでの1日お泊り体験~出生後2ヶ月にして、初めての3人暮らし~

前回は蘇生講習について話をしました。

pimapycharge.hatenablog.com

最初はどうなることかと思った入院生活も終わりを迎えようとしています。それと同時に不安もたくさんありました。今までは万全の設備がそろったNICUで、とても素晴らしい医師と看護師の方が24時間体制でモニタリングしてくれていたのに、退院してしまうと充実した設備もない中で、私たち夫婦の負担が大きいと予想できたからです。

 

そんな時、NICUの別室で昼から次の日の朝まで、3人でお泊りができることになりました。3時間ごとに搾乳し、それを哺乳瓶に入れ替えて、ぴまちゃんにあげます。NICUの看護師さんに言えば、以前からストックしている搾乳した母乳を解凍してミルクを作っていただくことも可能です。隣にNICUがあるから安心の環境でした。

 

しかし、お泊り前に言われたことは「できるだけ自分たちだけの力で生活してみる」こと。退院後の生活を想定しながら行うので、当たり前なのですが、すごく不安でした。気管軟化症があるため、夜間、寝ている間は、呼吸が止まって、しょっちゅうサチュレーション(血中酸素濃度)が低下します。濃度が90以下になると「プープープー」と音がなるので、体勢をかえたり、体をたたいたり、体より頭を挙上して、呼吸をさせます。夜間寝ている間に起きて呼吸を整えるのは、本当に大変でした。なにより、まだ要領がつかめないので、少しサチュレーションが落ちると私はパニックになってしまいました。何度も看護師さんを呼ぼうとしましたが、そこはこらえて自分たちで何とか夜を明かしました。

 

はじめて3人で暮らしたので緊張しました。夜に生命の心配をするなんて、本当に大変だったけれど、とても可愛いぴまちゃんと一緒にいれて幸せでした。この体験を経て、家で一緒に過ごす想像ができました。本当に良い体験でした。

 

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まだ抱っこするのもドキドキしている妻。