pimapy’s diary

2020年生まれ、CHARGE症候群のぴまちゃんと過ごす日常。重度難聴のため補聴器の練習中。

医療ドラマが面白すぎる 〜医龍〜 〜コウノドリ〜

前回は生活が豊かになるベビー関連グッズを紹介しました。今回も少し脱線した話になります。

pimapycharge.hatenablog.com

 

今まで医療ドラマは全く見ませんでした。それは、手術のシーンに専門用語が多すぎて、よくわからないからでした。一番緊迫するシーンで内容が読み取れないので、個人的には避けていたドラマのジャンルでした。

 

娘が産まれてから、手術を3度し、娘に関係ある病気や手術の方法など、あらゆる検索を繰り返した結果、医学の知識が非常に増えました。知らないことがあるとすぐにググる癖がついて、医療ドラマの内容もしっかり頭の中に入ってくるようになったのです。

 

また、感情移入できるようになったのもハマった原因の一つです。命を左右するような重大な局面に遭遇したことがなかったので、今までは興味がなかったのですが、気持ちは変わりました。

 

育休に入ってから最初に見たドラマが、医龍〜team medical dragon〜でした。

このドラマはバチスタ手術という大手術を成し遂げるために結成された、通称team medical dragonのメンバーが、数々の難手術を乗り越えて成長していく物語です。難民キャンプで医療物資の届かない中、荒技を使って命を救ってきた主人公朝田龍太郎が中心となって、助からない患者を次々と助けます。日本の大学病院(医局)の人間関係や出世競争などもリアルに描かれており、患者の命を救うという本来の目的に盲目になる医師を横目に、ただひたすら患者の命と向き合う姿には心を打たれました。

 

 

他には、特に大変な思いで出産した人には絶対にわかる「コウノドリ」ですね。

出産って大変だよね、くらいしかわからなかった過去の自分には全く響かなかったと思います。子どもができた時から出産後まで、あるいは子どもができる前から、物語は始まっています。難産や出生後のNICUはもとより、不妊治療や出生前診断など、現代社会に合わせた描写もあり、出産するという出来事を多面的に切り取った名作だと思います。個人的には「動脈管開存症」が出てきた時に「知ってる!」となりました。前に紹介した医龍よりも内容が深くわかるので、毎回どんなことが起こるんだろうと緊張しながら見ていました。出産って計り知れないほど大変です。言葉では言い表せない大変さを作品にしてくれたことに感謝します。あと綾野剛がカッコよすぎです。

 

ちなみに、どちらの作品も主役ではないですが「研修医」が出てきます。研修医は患者さんから見ると、「大丈夫かなあ」と心配になるかと思いますが、研修医が場数を踏まなかったら、今後医療の存続はあり得ません(どんな社会も同じだと思いますが)。力のあるお医者さんは、患者さんからの期待値が高く、大変だと思いますが、これからたくさん勉強される研修医の方も相当なご苦労なのだと感じました。また、患者として医者を選ぶことなく、どのお医者様にも感謝しなければならないと改めて思いました。