pimapy’s diary

2020年生まれ、CHARGE症候群のぴまちゃんと過ごす日常。重度難聴のため補聴器の練習中。

入院後の手続きについて~何度も区役所に通いました~

入院してから、病院以外にたくさん通った場所、それが区役所でした。NICUに入るとすぐにやらなければならない手続きがたくさんあります。職場にも頻繁に連絡し、事務の方には本当によくしていただきました。

 

まずは、「出生届」の申請ですね。妊娠中引っ越し前に破水し、娘が母体を労ってくれた優しさや、その後、娘の誕生が家族をいろいろな人々と繋いでくれた経験をもとに、名前は決めました。10個くらい候補があり、産まれるまで全然候補を絞れませんでしたが、産まれた後、互いに同じ名前を連想していたことから、決まりました。産まれる前は「これだ」という名前がなく、本当に名前が決まるのか不安でしたが、産まれて顔を見たり、生命力を感じたりすると、すぐにピンとくるのが不思議でした。

 

 

次に「乳幼児医療費助成制度(マル乳)」の申請です。職場に連絡し、自分の「健康保険」に娘を被扶養者として追加した後、健康保険が適用されない残りの2割の自己負担分について助成するものです。我が家は共働きで、妻の方が私より1年間の所得が多かったため手続きが複雑でした。通常「健康保険」と「マル乳」は、1年間の所得が高い方が申請しなければならず、妻の会社にも手続きを協力してもらいながら、申請を完了しました。

 

他には、「未熟児養育医療制度(呼称は様々で各市町村によります)」の申請です。入院中の薬

容器代、食費など、上の健康保険やマル乳が適用されない部分について助成するものです。自治体によって助成する項目や金額などが若干異なるようです。

 

手当については、「児童手当」の申請です。これは申請をした翌月から支給開始になるため、産まれたらすぐに申請するべきです。通常0歳児を扶養する場合は、月1.5万円、所得制限がある場合は5千円になります。余談ですが、今後は所得によって手当の支給減額や停止が検討されているそうです。

 

ここまでの手続きで、「健康保険」以外は国や自治体の制度で、基本的に出生後2週間以内に行わなければなりません。そもそも心の整理ができていない中で、手術などもたくさんあり、ここまでの手続きをするのは心が折れました。

 

ここからはなるはやで行った方がよい手続きです。順番に説明していきます。

 

限度額適用認定証の発行」です。これは職場に申請し、健康保険組合と会社に手続きをしてもらう必要があります。入院費用が高額になってしまった場合、窓口で支払う費用の上限を決める「高額療養費制度」を使うために必要です(結局支払い金額が限度額の上限に達しませんでしたので、使いませんでした)。

 

次に、「小児慢性疾病医療費助成制度」の申請です。小児慢性特定疾患として指定された疾病の治療を受ける方に医療費等の助成を行う制度です。これは主に退院後、持病の外来で診てもらう時の助成のため、少し遅くなってもかまいません。娘は、入院中に「気管軟化症」と診断されたので、それに関する病気を外来で診てもらう時には必ず使っています。そもそも、マル乳ですべてカバーできる場合には必要ないのですが、東京都に住んでいる私が埼玉県の病院に外来で通うという場合に、マル乳が使えないので、こちらを利用しています。人工呼吸器を装用している場合、月上限500円で医療を受けられます。また、私のように都外の外来に行っている場合、支払った500円について、区役所にマル乳の還付請求をすることもできます。

 

まだまだ手続きはあるのですが、入院したすぐあとということで、このくらいで今日は終わりです。障害者ならではの他の補助金については今度お話させていただきます。